工務店と建設地が近いかが大切
工務店と建設地は一見すると関係性が薄いように思われますが、実は近いことが大切で重要性が高いのではないでしょうか。
距離が離れていると、現地で工務店の人と話し合いながら作業を進めるといったことが難しくなります。
また、こちらから土地や工務店に出向くにしても、やはり距離が相談におけるネックになり得ます。
現代はネットで気軽にやり取りできる時代なので、必ずしも物理的な距離が最重要というわけではないですが、それでも遠いよりは近い方が断然良いです。
近ければ建設地に頻繁に出向いてもらえる可能性がありますし、現地で一緒になって家造りをするのも苦ではなくなります。
工務店は地域に密着する相談相手として、とても心強い存在になるわけですから、距離に負けないように近くて頼りになる相手を見つけるのが正解です。
いずれにしても、近ければ近い方が良いのは間違いないですし、心理的な相談のハードルが低くなって気軽に話ができるのではないでしょうか。
工務店を活用した場合のコストはどれくらいか
住宅を新しく建てるとなると、最も気になることの一つに料金が挙げられます。
予算内に家を建てられるかどうかは大きな問題です。
この点、坪単価が大きな指標になります。
一般的に、組み立てタイプのローコスト住宅は一坪あたり20万円代から50万円程度が目安とされます。
そして、大手ハウスメーカーなどが展開する高価格帯の住宅ともなると、これが70万円を超えるようになります。
高級な建材を用いたり、鉄骨造など比較的頑丈な家づくりが可能になるからです。
それに対し、工務店の場合はハウスメーカーが取り組むローコスト住宅と高価格帯の住宅の中間に該当する、坪単価50万円程度になる場合が多いとされます。
しかし工務店の住宅づくりは組み立て式の低価格帯住宅とは異なり、間取りやレイアウト、デザインなどを柔軟に変更することができます。
仮に同じグレードの住宅をハウスメーカーに依頼した場合の、7割程度の料金とされるのが一般的です。
つまり、可能な限り安く住宅を建てたい場合や建材や住宅の機能にもとことんこだわりたい場合を除けば、工務店に依頼した方がお得になる傾向が見られます。